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ヨハネの第一の手紙1章「あなたがたにも告げ知らせる」
いのちの言、イエス様
初めから父なる神様と共におられた「言」。その方が人となって私たちのところに来てくださいました。ヨハネはイエス様を幼い頃から知っていました。母どうしが姉妹という親族として、エルサレムへの宮もうでも家族親族みんなで助け合いながら旅をし、毎年その交わりを重ねてきた仲でした。ユダヤでは13才で大人の仲間入りをします。ヨハネはまだ若い14、15才のころから、預言者バプテスマのヨハネのもとで弟子として学んでいました。そしてイエス様が宣教を始められた時、ヨハネはその声に応えて従いました。
見て、聞いて、さわった証人
ヨハネは三年半、イエス様とユダヤの地を共に歩きました。みことばを聞き、奇跡を目で見て、嵐の舟の中でその方にすがりました。「聞いたもの、見たもの、手でさわったもの」──これが彼の証しの土台です。体験した者が語る、生きた証しです。単なる教えや思想ではなく、この方は確かにここにおられた。共に食事をし、共に歩き、共に笑い、共に祈った。そして十字架の場にも、空の墓にも立ち会いました。よみがえられたイエス様に直接触れた者として、ヨハネはこの命を伝えずにはいられなかったのです。
異端に揺れる教会へ
当時、ひどい異端の教えが広がっていました。イエスはキリスト(メシヤ)ではない、神の子ではない、人となって来られたのではないという教えです。救いの土台そのものを揺るがす、深刻な問題でした。ヨハネはそれに対して、自分が見て聞いて触れた事実をもって、救いの確かさを力強く語りかけました。あなたの信仰は正しい、その救いは本物だ、と。
神の子供として、愛し合おう
父なる神様がどれほど大きな愛をもって私たちを神の子供としてくださったか、よく考えてみましょう。私たちはすでに神の子供です。言葉や口先だけでなく、真実な行いをもって愛し合いましょう。ヨハネが幼い頃から知っていた「互いに愛し合いなさい」は、神の家族として生きることの原点です。助け合い、支え合い、赦し合うことは、神の家族にとってあたりまえのことでした。
今の私たちへ
主イエス・キリストこそ、唯一の救い主です。この確信をもって、神の子供、神の家族として歩んでまいりましょう。イエス様には、そうさせてくださる力と権能が与えられているからです。迫害や試練の中にあっても、ヨハネのように確信をもって、この恵みを周りの人々に告げ知らせてまいりましょう。私たちもまた、イエス様を知っています。礼拝で、祈りの中で、日々の歩みの中で、この方に出会ってきました。その体験こそが、私たちの証しの土台です。あなたがたにも告げ知らせる──その使命は、今も私たちに受け継がれています。
城尾マコト 牧師